法テラス

〒160-0022 東京都新宿区新宿1-14-10 KOA新宿ビル4F tel:03-3352-2521
Copyright2007  KIMURA LAW OFFICE  All Rights Reserved.
サイトマップ

カードの詐欺について 知人にカード作成の名義を貸したら高額な請求書が

Q 知人から「クレジットカードを作るとお金がもらえる」といわれ、名前を貸したところ、その後数百万円の請求書が送られてきました。私に支払いの義務はあるのでしょうか?この知人の行為は犯罪ではないのでしょうか?

カードを人に貸したら貸した人の責任となる

A 名前を貸す、という行為がどうであったかという事実関係がよくわからないので、いくつかのケースに。分けて考えてみたいと思います。

 カードを作る書類に、相談者自身が署名をしたのか?あるいはカードを作っていいよ、といっただけで、書類の記入や手続きは、友人が行ったのか? いずれにしてもあなたの友人がやったことは犯罪だろうと推測されますが、ここでは犯罪かどうかより、自分に支払いの責任があるかどうかだけを取り上げます。
「名前を貸してくれ」といわれて本人は名前だけを貸したつもりでいるのですが、実際には友人に促されるままにクレジットカードの申込書類に自分で記入しているというケースがよくあります。そして送られてきたクレジットカードを友人に渡してしまったケース。この場合は、自分の石でカードを作り、自分の意思で友達に貸し与えているとみなされるので、支払いの責任を逃れるのは難しいでしょう。カード会社の規約にも、そのように明記されているはずです。

カード会社と友人がグルなら支払いの責任を回避できるかも

 ただ、今回のケースのように、いきなり数百万円という金額が請求されるのは極端な例だといえます。カードを作ってすぐに、高額の品物を連続して買った場合やキャッシングした場合、普通のクレジット会社であれば、警報が出て使用のストップがかかることが多いはずです。
 もしかしたらそのカード会社、あるいはカード会社の担当者が、あなたの友人とグルだという疑いがあります。請求もとのカード会社をよく調べてみたほうがいいでしょう。その場合、消費者センターなどに行って、同じような苦情がないかどうか、調べるのもひとつの方法です。
 グルだということがわかれば、支払いの責任を回避したり、大幅に減額できる可能性があります。その場合は、専門知識が必要ですから、弁護士に相談したほうがよいでしょう。
 また「名前を貸してくれ」と言われて、承諾し、後の手続きは友人が全てやった、と言う場合は、そのカードを作ったときの書類を見せてもらい、自分の筆跡ではないことを証明すればよいでしょう。本人は高額な買い物やキャッシングをする意思はなかった、と言うことで、そこに救済の道があると思われます。
 クレジット会社は、カードがお店で使用されると、売り上げに対して数パーセントの手数料がお店からクレジット会社に支払われる仕組みになっています。クレジット会社はよりたくさんのカードを発行することが、利用率のアップに繋がるので、業績アップの手段として様々なキャンペーンを張ります。それでも、「カードを作ればお金がもらえる」というキャンペーンはありえません。
 またカード詐欺の典型としては、市場調査のアルバイトを装うケースもあります。金融の市場調査などと称して、消費者金融やカード会社でカードを作るだけでお金がもらえるという触れ込みで、アルバイトを募集します。言われたとおり、いざカードを作ると相手はバイト料と引き換えに、「カードはこちらで消却します」などといってカードを預ります。そして1ヵ月後、そのカード会社から請求書が届いて、初めて自分が詐欺にあったと気づくのです。昔からよくあり、今でもよくある典型的な詐欺のパターンです。
 いずれにしてもおいしい話には裏があると考えたほうが無難です。カードを貸した場合は、カードを貸した人の責任。カードの取り扱いには細心の注意が必要です。
過去の記事
2009年1月号
2008年11月 ① 
2009年1月号
2008年 11月号
2009年1月号
2008年12月号①
2009年1月号
2008年12月号②
2009年1月号
2009年1月
2008年10月号
2008年10月号 遺失物を届けたときの謝礼について
2008年10月号
2008年10月号 ② 英会話学校を途中でやめる場合
2008年9月号
2008年9月号 郵便配達の誤配について
2008年9月号
2008年9月号 再就職先でのトラブル
2008年7月号
2008年8月号 満員電車での事故について
2008年7月号
2008年7月号 天気予報に責任をとって欲しい!
2008年7月号
2008 年6月号 ①介護施設での事故について
2008年7月号
2008年6月 ②輸入食品での食中毒
2008年6月号
2008年5月号 ②カードの詐欺について
2008年6月号
2008年5月 ①遺産相続の時効について
2008年5月号
2008年4月号 ①ペット禁止の管理規約を変更したい
2008年5月号
2008年4月号 ②遺産分割後の変更について
2008年3月号(2)
2008年3月号 ①ゴルフ場の預託金を返してくれない
2008年3月号(1)
2008年3月号 ②スキー場での事故について
2008年2月号(2)
2008年2月号 ①マンション外観の広告について
2008年2月号(1)
2008年2月号 ②認知症の夫ともう暮らしたくない
2008年1月号
2008年1月号 ②年金証書が借金のカタに
2008年1月号
2008年1月号 ①借家人に立ち退いてもらいたい
2007年12月号
レンタカーでのトラブルについて
2007年12月号
消費者金融の保証人にされていた場合
2007年11月号
葬儀代金の支払いについて
2007年11月号
子供のいない夫婦の財産管理について
2007年10月号(2)
災害時の事故について
2007年10月号(1)
手抜き業者をめぐるトラブル
2007年9月号(2)
住居専用マンションでのトラブル
2007年9月号(1)
これって霊感商法?
2007年8月号(2)
バック旅行でのトラブル
2007年8月号(1)
土地を貸す場合の注意
2007年7月号(2)
知人とのお金の貸し借り
2007年7月号(1)
フランチャイズ契約
2007年5月号
隣人のカラオケ騒音について
2007年4月号(2)
連れ子の財産相続
2007年4月号(1)
ワン切りの請求
2007年3月号
マイカー通勤時の事故
2007年2月号(2)
自治会への加入について
2007年2月号(1)
会員制リゾート
2007年1月号(2)
介護と相続
2007年1月号(1)
再婚後の相続権
2006年12月号(2)
精神的DV
2006年12月号(1)
家の建たない土地を買わされた
2006年11月号
在宅ワーク詐欺
2006年10月号(2)
手形の支払いを拒否したい
2006年10月号(1)
マンションでの水漏れ
2006年9月号
近所の飼い犬に襲われた
2006年8月号
親の借金の相続
2006年6月号(2)
賃貸住居退去時のトラブル
2006年6月号(1)
出資金が戻らない
2006年4月号
熟年離婚について
2006年3月号
ネットショッピングでのトラブル
2006年2月号
ご近所とのトラブル
2006年1月号
遺言状の書き方
前のページへ戻る 前のページへ戻る ページ先頭へ戻る ページ先頭へ戻る