法テラス

〒160-0022 東京都新宿区新宿1-14-10 KOA新宿ビル4F tel:03-3352-2521
Copyright2007  KIMURA LAW OFFICE  All Rights Reserved.
サイトマップ

マンション外観の広告について

居住しているマンション1階の店舗の広告が見苦しい。何とかやめてもらえないか。

Q 私が住んでいるマンションの1階に商店が入っているのですが、その商店が窓ガラスに自社の営業広告を、外に向かって張り出しています。また、屋上にはそれとは別の区分所有者が広告を出しています。これらは見苦しく外観もよくないので、何とかやめてもらいたいのですが、可能でしょうか?(56歳 男性)

A 屋外広告物の設置については、都道府県などの自治体の条例で規制があります。まず、その規制に準じているものかどうか、ということを調べてください。もし、その条例に反したものであれば、自治体などの公的機関に改善してもらうように申し出ることができます。
 同様にマンションの管理規約も調べましょう。管理規約に特別な定めがない限り、窓ガラスや屋上に広告を掲示することはできません。管理組合が広告掲示の禁止を求めることになります。

 管理組合で話し合い制限するように訴える。

 しかし自治体の条例やマンションの管理規約に反していないとなると、外観が見苦しいからといって、簡単に広告をやめさせることはできません。
 相談者が住んでいるのは、もともと1回に商店が入っている複合用途型のマンションです。商店である限りはそれなりに広告をしないと営業は成り立ちません。住居専用のマンションであれば、こうした問題も起きないのですから、そもそも本人の住まいの選び方に問題があった、といわれかねません。
 しかし、広告の明かりが夜中までついているとかネオンサインがちらちら点滅するとか、見た目の問題だけでなく、精神的な安定にも影響するというようなレベルに達しているのなら、それはまた別問題。ネオンサインの点滅の時間を制限させるなどは可能でしょう。
 対策の一つとしては、マンションの管理組合で営業用の広告についての規約を変更し、ある程度の制限を加えるということは考えられます。ただ、大きさとかチラチラするものはやめよう、ということぐらいにとどまり、デザインが悪いから変更させる、、完全に取りやめさせる、などまで制限するのは難しいでしょう。
 住居専用のマンションなら別ですが、そうでなければ一部の区分所有者に対して特定の不利益がかかることになってしまうからです。
 営業用に使っている人の営業活動を極端に規制することになった場合は、逆にその規約が行きすぎではないか、と訴えられる可能性もあります。
 
財産権的なことで広告を取りやめさせるのは難しい
 
 また屋上の広告については、最初にそのマンションを販売したときの条件の中に入っているはずです。これをやめさせるということは、既得権を無くすことになるので、これもやめさせるのは難しいでしょう。
 単に外観が見苦しい、資産価値が落ちるなどの財産権的なことで訴えて、広告を取りやめてもらうのは難しいのです。その広告があることによって精神的に追い詰められる、健康が損なわれる。誰が見ても強い不快感が生じる、などそういうことであれば考慮され、言い分を認められるケースがあると思います。
 とにかくまず管理組合で話し合いを持ち、他の住民の賛同を得ましょう。そして現在の規約がどうなっているか、規約の変更はどのくらい可能かなどを検討します。
 広告が規約に反していない限り、いきなり裁判を起こしても、すんなり認められることはありません。まず裁判を起こすベースを作るために、管理組合の話し合いで多くの賛同を得ることが大切です。
過去の記事
2009年1月号
2008年11月 ① 
2009年1月号
2008年 11月号
2009年1月号
2008年12月号①
2009年1月号
2008年12月号②
2009年1月号
2009年1月
2008年10月号
2008年10月号 遺失物を届けたときの謝礼について
2008年10月号
2008年10月号 ② 英会話学校を途中でやめる場合
2008年9月号
2008年9月号 郵便配達の誤配について
2008年9月号
2008年9月号 再就職先でのトラブル
2008年7月号
2008年8月号 満員電車での事故について
2008年7月号
2008年7月号 天気予報に責任をとって欲しい!
2008年7月号
2008 年6月号 ①介護施設での事故について
2008年7月号
2008年6月 ②輸入食品での食中毒
2008年6月号
2008年5月号 ②カードの詐欺について
2008年6月号
2008年5月 ①遺産相続の時効について
2008年5月号
2008年4月号 ①ペット禁止の管理規約を変更したい
2008年5月号
2008年4月号 ②遺産分割後の変更について
2008年3月号(2)
2008年3月号 ①ゴルフ場の預託金を返してくれない
2008年3月号(1)
2008年3月号 ②スキー場での事故について
2008年2月号(2)
2008年2月号 ①マンション外観の広告について
2008年2月号(1)
2008年2月号 ②認知症の夫ともう暮らしたくない
2008年1月号
2008年1月号 ②年金証書が借金のカタに
2008年1月号
2008年1月号 ①借家人に立ち退いてもらいたい
2007年12月号
レンタカーでのトラブルについて
2007年12月号
消費者金融の保証人にされていた場合
2007年11月号
葬儀代金の支払いについて
2007年11月号
子供のいない夫婦の財産管理について
2007年10月号(2)
災害時の事故について
2007年10月号(1)
手抜き業者をめぐるトラブル
2007年9月号(2)
住居専用マンションでのトラブル
2007年9月号(1)
これって霊感商法?
2007年8月号(2)
バック旅行でのトラブル
2007年8月号(1)
土地を貸す場合の注意
2007年7月号(2)
知人とのお金の貸し借り
2007年7月号(1)
フランチャイズ契約
2007年5月号
隣人のカラオケ騒音について
2007年4月号(2)
連れ子の財産相続
2007年4月号(1)
ワン切りの請求
2007年3月号
マイカー通勤時の事故
2007年2月号(2)
自治会への加入について
2007年2月号(1)
会員制リゾート
2007年1月号(2)
介護と相続
2007年1月号(1)
再婚後の相続権
2006年12月号(2)
精神的DV
2006年12月号(1)
家の建たない土地を買わされた
2006年11月号
在宅ワーク詐欺
2006年10月号(2)
手形の支払いを拒否したい
2006年10月号(1)
マンションでの水漏れ
2006年9月号
近所の飼い犬に襲われた
2006年8月号
親の借金の相続
2006年6月号(2)
賃貸住居退去時のトラブル
2006年6月号(1)
出資金が戻らない
2006年4月号
熟年離婚について
2006年3月号
ネットショッピングでのトラブル
2006年2月号
ご近所とのトラブル
2006年1月号
遺言状の書き方
前のページへ戻る 前のページへ戻る ページ先頭へ戻る ページ先頭へ戻る