法テラス

〒160-0022 東京都新宿区新宿1-14-10 KOA新宿ビル4F tel:03-3352-2521
Copyright2007  KIMURA LAW OFFICE  All Rights Reserved.
サイトマップ

年金証書が借金のカタに

●金融業者からお金を借りたら、年金証書を担保にとられてしまった

Q 株の信用取引で追証(追加保証金)を支払うために、金融業者に借金をしました。その時、年金証書を担保にとられてしまいました。このまま年金をもらえなくなってしまうと生活ができません。どうしたらよいのでしょうか?また、事故破産した場合は、年金の権利はなくなってしまうのですか。(65歳 男性)

A まず、国民年金や厚生年金は、これを譲渡したり、借金の担保に入れたり、差し押さえたりすることができない、と法律で決められています。また貸金業法でも年金証書や年金が振り込まれる預金通帳、引き出し用のカードなどを、債権の弁済を受けることを目的に保管してはならない、と決められています。
 これに違反すると1年以下の懲役など重い処罰規定があり、登録している貸金業者であれば業務停止となりますまた、無登録で貸金業をやっていたとすれば、その業者は10年以上の懲役など処罰の対象となります。
 ですからあなたは金融監督庁、または警察の生活安全化に状況を訴え、懲らしめてもらえば年金証書は必ず戻ってくるでしょう。自分で訴えるのが恐い場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

金融機関に申し出て支払い口座の差し止めを

 年金証書を担保にとるような金融業者は、ほとんどが“闇金”と呼ばれる悪質な無登録の貸金業者です。闇金の場合は、事務所の住所などを公表しておらず、たいがいは折込チラシなどで勧誘し、携帯に電話させる、という方法をとっています。
 闇金業者を相手にする場合は、弁護士に相談して解決してもらうことをおすすめします。弁護士に依頼すると、相手の携帯に電話をして「違法行為をやめないと、こちらとしては警察に告発してこの携帯電話の持ち主を特定し、刑事事件にする。また振込口座も、違法な貸付金の回収にあてられているので、金融機関の方に口座利用の差し止めをさせるように手続きをとる」ということをはっきり申し渡すとともに、支払い口座については、実際に金融機関に申し出てストップしてもらいます。そうすると大体、請求はなくなるでしょう。
 年金証書については住所地所轄の社会保険事務所に行って、紛失してしまったことを理由に再発行の手続きをとります。この時、身分を証明できるものと印鑑を持っていくことを忘れないようにしましょう。
 貸金業者に預金通帳やカードを取られている場合は、銀行に行って口座をとめてもらい、年金は新しい口座に振り込んでもらうようにします。

自己破産しても年金は守られる

 弁護士や弁護士費用に困っている場合は、日本司法支援センターの法テラス(TEL0570-078374)に相談しましょう。弁護士費用を立て替える制度もあります。
 なお自己破産した場合ですが、財産は破産管財人に処分権がゆだねられますが、公的年金の受給権は破産宣告時の財産処分の対象とされません。全ての財産を失っても、年金は生活のよりどころとして守られ、破産宣告後も引き続き支給されます。
過去の記事
2009年1月号
2008年11月 ① 
2009年1月号
2008年 11月号
2009年1月号
2008年12月号①
2009年1月号
2008年12月号②
2009年1月号
2009年1月
2008年10月号
2008年10月号 遺失物を届けたときの謝礼について
2008年10月号
2008年10月号 ② 英会話学校を途中でやめる場合
2008年9月号
2008年9月号 郵便配達の誤配について
2008年9月号
2008年9月号 再就職先でのトラブル
2008年7月号
2008年8月号 満員電車での事故について
2008年7月号
2008年7月号 天気予報に責任をとって欲しい!
2008年7月号
2008 年6月号 ①介護施設での事故について
2008年7月号
2008年6月 ②輸入食品での食中毒
2008年6月号
2008年5月号 ②カードの詐欺について
2008年6月号
2008年5月 ①遺産相続の時効について
2008年5月号
2008年4月号 ①ペット禁止の管理規約を変更したい
2008年5月号
2008年4月号 ②遺産分割後の変更について
2008年3月号(2)
2008年3月号 ①ゴルフ場の預託金を返してくれない
2008年3月号(1)
2008年3月号 ②スキー場での事故について
2008年2月号(2)
2008年2月号 ①マンション外観の広告について
2008年2月号(1)
2008年2月号 ②認知症の夫ともう暮らしたくない
2008年1月号
2008年1月号 ②年金証書が借金のカタに
2008年1月号
2008年1月号 ①借家人に立ち退いてもらいたい
2007年12月号
レンタカーでのトラブルについて
2007年12月号
消費者金融の保証人にされていた場合
2007年11月号
葬儀代金の支払いについて
2007年11月号
子供のいない夫婦の財産管理について
2007年10月号(2)
災害時の事故について
2007年10月号(1)
手抜き業者をめぐるトラブル
2007年9月号(2)
住居専用マンションでのトラブル
2007年9月号(1)
これって霊感商法?
2007年8月号(2)
バック旅行でのトラブル
2007年8月号(1)
土地を貸す場合の注意
2007年7月号(2)
知人とのお金の貸し借り
2007年7月号(1)
フランチャイズ契約
2007年5月号
隣人のカラオケ騒音について
2007年4月号(2)
連れ子の財産相続
2007年4月号(1)
ワン切りの請求
2007年3月号
マイカー通勤時の事故
2007年2月号(2)
自治会への加入について
2007年2月号(1)
会員制リゾート
2007年1月号(2)
介護と相続
2007年1月号(1)
再婚後の相続権
2006年12月号(2)
精神的DV
2006年12月号(1)
家の建たない土地を買わされた
2006年11月号
在宅ワーク詐欺
2006年10月号(2)
手形の支払いを拒否したい
2006年10月号(1)
マンションでの水漏れ
2006年9月号
近所の飼い犬に襲われた
2006年8月号
親の借金の相続
2006年6月号(2)
賃貸住居退去時のトラブル
2006年6月号(1)
出資金が戻らない
2006年4月号
熟年離婚について
2006年3月号
ネットショッピングでのトラブル
2006年2月号
ご近所とのトラブル
2006年1月号
遺言状の書き方
前のページへ戻る 前のページへ戻る ページ先頭へ戻る ページ先頭へ戻る