ワン切りだと気づかずにかけなおしたら高額な利用料を請求された
Q.
仕事柄いろんな人から電話が入るので、知らない電話番号の着信履歴でもかけなおす習慣になっています。いつかワン切りだと気づかずに電話をかけなおしたら、アダルト情報だったのですぐ切ったことがありました。先月利用料の請求が来たので、ほうっておいたら今月は7万円払え、と電話で言ってきました。どうしたらいいでしょうか。
A.
自分の携帯電話に残っていた着信記録を見て、その電話番号にかけなおしたところ、ツーショットダイヤルやアダルト番組の案内で、高額なサービスの接続にもっていく。いわゆる「ワン切り」に関するトラブルはずいぶん前からありますが、いまだ後を絶ちません。
・請求書が来ても無視 支払わない!態度を明確に
知らない番号の着信記録にはかけなおさない、というのが最大の自衛の仕方ですが、相談者は仕事柄そうもいかないということですね。普通に考えれば、携帯電話の番号が相手に分かったからといって、住所まで突き止めて請求書が送られてくるということは考えにくいのですが、アンダーグラウンドの世界では、携帯電話番号から住所を調べる術があるようですから、訳の分からない業者から言いがかりのような請求書が届くケースもないわけではありません。
ただ、「請求される」ということと「支払いの義務がある」ということはまったく違います。電話をして、そこで流れている音を聞いたからといって、支払いの義務が生じるわけではありません。請求書が来ても無視しておけばよいのです。たとえ電話で督促されても「何度言われても、どう言われても払うつもりはありませんから!」ときっぱり申し渡しましょう。
こうした悪徳業者も効率を考えて動いているので、甘い相手に付け込んで、そこからお金を巻き上げようとします。何度督促しても無視し続ければ、やがて対象から外されるはずです。自宅まで乗り込んできて金品を請求した、という事例は今まで報告されていません。
・着メロやアイコンで自衛手段を講じる
請求書が来ても無視しておくのが一番ですが、ただ例外もあります。簡易裁判所から「支払い督促命令」という書類が送られてきた場合は、放っておくと督促命令が確定してしまうので、同封されている書類を返送して、異議の申し立てをしなければなりません。最近は「無視する!放っておく!」ということが強調されているので裁判所から来たものまで放っておいたら、その結果、給料を差し押さえられたという事例も出ています。
裁判所から支払い督促命令が来たからといって、その請求が正しいわけではありません。こうした詐欺訴訟を起こしてくる悪徳業者もいるので、裁判所から届いた書類については、きっちりと対処するように気をつけましょう。
そして、しつこく請求を受ける場合は最寄りの国民生活センターか弁護士に相談を。脅迫的な文言(会社や家族にいいふらすや暴力に訴えるなどの内容)を受けた場合は、警察へ相談しましょう。
今後こうしたことのないよう、ワン切りの対策としては、知らない相手にコールバックする場合は、ダイヤル前に184をつけ、番号非通知でかけるか、公衆電話などからかけるようにします。また、着信後数秒経過してから着信音を鳴らすための着メロデータをダウンロードしたり、3秒以内に切れた電話の着信履歴にはアイコンが表示され「ワン切り」として区別できる機能のついた携帯電話を使ってみるのもよいでしょう。